2025年度より帯状疱疹ワクチンの定期接種が開始となり、65歳から70歳、75歳…と5歳毎の年齢の方を対象として接種費用が助成されます。この制度下では64歳未満の方は全額自費での任意接種となりますが、志免町では2026年3月までに限り、50歳以上の任意接種の方にも費用助成が継続されることとなりました。助成額は定期接種の方と同額です。近年、帯状疱疹の発症年齢は若年化しておりますので、50歳以上で未接種の方には帯状疱疹ワクチン接種をお勧めしています。助成なしの自費の場合はいつでも接種可能です。
ご予約は、お電話(TEL:
092-719-0713)にて受付しております。お電話にてお問い合わせの上、ご来院ください。
帯状疱疹とは
子どもの頃に感染した水ぼうそうウイルスが原因で、皮膚の痛みや赤い発疹が生じる病気です。水ぼうそうに感染した時に、神経にウイルスが長年潜伏しており、加齢や免疫力の低下、疲労などがきっかけで、潜伏していたウイルスが再活性化すると発症します。ほとんどの方が水ぼうそうウイルスを保有しており、80歳までに3人に1人はかかると言われている身近な病気です。
発疹が治った後でも、3ヶ月以上の長期間にわたって強い痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」という合併症が残ることもあるため、発症および重症化予防のためにワクチン接種をおすすめしています。また、帯状疱疹の疑いがある場合は、早めに受診しましょう。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹ワクチンには、生ワクチンと組換えワクチンの2種類あり、接種回数や接種スケジュールなどが異なります。生ワクチンは、5年ほどで予防効果が落ちてしまいますが、組換えワクチンは10年経っても予防効果が落ちにくいと報告されています。当院では組換えワクチンのみの取り扱いとなります。注射部位の赤み、痛み、かゆみなどの副反応が見られることがあります。
組換えワクチン(シングリックス)
接種回数
年度内に2回(筋肉注射)
通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種
料金
12,000円/1回あたり
助成対象者
志免町に住民票があり、以下に該当する方々が接種費用助成対象となります。
他の市町村にお住いの方は各自治体にご確認下さい。
定期接種
- 年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上となる方
- 60歳から65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害がある方
※接種時に身体障害者手帳の写し、または診断書をお持ちください
任意接種
- 接種日当日に50歳以上の方
- 定期接種の対象者ではない方
お持ちいただくもの
- マイナンバーカード、健康保険被保険者証、介護保険被保険者証、運転免許証などいずれか一つ
- 該当する方は、身体障害者手帳の写し、または診断書
- お持ちの方は予診票
- 自己負担金